言語聴覚士の読書ノート

言語、脳、失語症を考える

2017-08-01から1ヶ月間の記事一覧

口の動きが語想起の手がかりに

失語症のリハビリでは、絵を見せてその絵に描かれた物の名前を言ってもらう課題をやってもらうことがよくあります。このような課題を「呼称」と言います。呼称課題でなかなか正解が言えないときに、言語聴覚士は、すぐに正解を教えるわけではなく、ヒントを…

言葉と脳と心 ー失語症とは何か

まずご紹介したいのは、こちらの本です。 言葉と脳と心 ー失語症とは何か山鳥重 著 講談社現代新書 https://www.amazon.co.jp/言葉と脳と心-失語症とは何か-講談社現代新書-山鳥-重/dp/4062880857/ref=sr_1_3?s=books&ie=UTF8&qid=1503754571&sr=1-3&keyword…

はじめに

言語聴覚士として失語症の方々のリハビリにかかわっていくと、一口に失語症と言っても、その症状は非常に多彩であることがわかります。 そのような多彩な症状を見ていると、根源的な疑問が湧いてきます。 私たちがたった一言のことばを発するとき、また理解…

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