言語聴覚士の読書ノート

言語、脳、失語症を考える

興奮性脳状態の促進:脳卒中における脳修復のメカニズム

こんにちは。

アプリをリリースしたので(http://aonekox.hatenadiary.jp/entry/2021/01/02/133436)、今年はブログも少しずつ更新していこうと思います。

 

とは言え、私はめんどくさがりなので、自分の勉強も兼ねた超手抜きの記事にします。

具体的には、海外の有力なジャーナルから、自分の興味のあるものを選んで、自動翻訳かけてコピペするというものです。

 

読んでくださる方がいるのか分かりませんが、自分の勉強用ですのでそこはご了承ください。

 

まず一つ目はこちら。

 

Nature Review Neuroscience

2020年11月12日

 

興奮性脳状態の促進:脳卒中における脳修復のメカニズム

 

脳卒中は脳の可塑性状態を誘導する。この可塑性が強化された期間は、新しい軸索の芽生え、新しいシナプスの形成、感覚-運動機能の再マッピングにつながり、運動回復と関連している。

これは、通常は神経細胞の可塑性と結合変化のレベルが制限されている成人の脳における顕著なプロセスである。

最近の研究では、これらの変化は、記憶形成時の細胞興奮性の変化など、学習や記憶の根底にある分子システムによって駆動されていることが示されている。

本総説では、脳卒中後の回路変化、記憶形成と脳修復の共通メカニズム、脳卒中の回復を支える神経細胞の興奮性の変化、そして動物モデルにおける運動回復を促進するための分子的・薬理学的介入について検討する。

これらの知見から、脳卒中後の回復を理解するための枠組みが浮かび上がってきたが、その中心となるのは、損傷回路への神経細胞の割り当てという概念である。

ここで議論された概念をヒトでの回復に応用するために、脳卒中回復薬の臨床試験が進行中である。

 

https://www.nature.com/articles/s41583-020-00396-7